産婦人科

硫酸マグネシウムが子宮収縮を抑制する機序

硫酸マグネシウムが子宮収縮を抑制する機序

切迫早産では、塩酸リトドリン以外に硫酸マグネシウムが子宮収縮を抑制するために使われる。

硫酸マグネシウムの子宮収縮を抑制する作用機序は、Mg濃度が上がると、細胞膜を通じてのCa2+の流入を抑制することで、細胞内Ca2+の上昇が抑制されるから。

高濃度Mg2 +液はオキシトシン による[Ca2 + ]の上昇を抑制し、そのメカニズムとして高濃度Mg2 + 液による[Mg2 + ]上昇が主として細胞膜を通じてのCa2+ 流入 を抑制することが明らかとなった。硫酸マグネシウムの子宮収縮抑制には上記のメカニズ
ム が関与していると考えられる。

出典:http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10695217_po_ART0002204961.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

 

 

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