ベンゾジアゼピン系薬の離脱症状はなぜ起こる?
ベンゾジアゼピンの離脱症状は、急激な減薬や断薬で起こる。
ベンゾジアゼピン系を長期服用することで、神経系が薬がある状態が通常だと認識する。
その結果、受容体の減少や、感受性の低下などのダウンレギュレーションにより神経系の興奮を鎮める働きが低下すると考えられる。
そして、ベンゾジアゼピン系による催眠鎮静作用、筋弛緩作用、抗不安作用が働いた状態で神経系のバランスが取れた状態になる。
しかし、急激な減薬や断薬により、催眠鎮静作用、筋弛緩作用、抗不安作用、抗けいれん作用がなくなると、神経系のバランスが崩れ、神経系が興奮するが、神経系の興奮を鎮める働きが低下しているため、興奮を鎮めることができず、薬の作用の逆の症状が現れると考えられる。
このように考えるとわかりやすい。
ベンゾジアゼピンは川の水をせき止めているせきだとする。
川の水は不安や不眠といった症状だとする。
せきを外す(=急に薬をやめる)と、不安や不眠がドバドバと一気に押し寄せてくるのである。
催眠→不眠
鎮静→てんかん性発作
筋弛緩→筋緊張、筋痙攣
抗不安→不安、パニック
離脱反応のメカニズム
一般に薬物離脱反応とは、その薬剤の初期作用がちょうど鏡像のように逆になった形で現れる傾向があります。ベンゾジアゼピンの場合は、慢性使用後に 突然断薬すると、夢を伴わない睡眠に代わって不眠症や悪夢が現れ、筋弛緩は 筋緊張や筋痙攣(けいれん)に、落ち着きは不安やパニックに、抗痙攣作用は てんかん性発作に代わります。このような反応は、薬剤が慢性的に存在するこ とで生じていた神経系の適応が、薬が切れたことで突然に顕在化して引き起こ されるのです。急激な薬剤の消失により、ベンゾジアゼピンによって抑え込ま れていたあらゆる神経系がもはや何の抵抗も受けなくなり、堰を切ったように 反跳的に活動を亢進させます。神経系のほとんど全ての興奮系メカニズムが過 活動状態に陥り、薬のない状態への新たな適応が形成されるまで、脳および末 梢神経系が過興奮状態となり、ストレスに対して極度に脆弱になります。
出典:アシュトンマニュアル
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