114回医師国家試験

ネフローゼ症候群でLDLコレステロールが増加する理由

ネフローゼ症候群でLDLコレステロールが増加する理由

ネフローゼ症候群では、蛋白が尿中から排泄されるので、低アルブミン血症となる。

すると、低アルブミン血症を代償するために肝臓での蛋白合成が亢進する。

その結果、肝臓からリポタンパクであるVLDLの産生も亢進されてしまう。

VLDLは代謝されるとLDLコレステロールとなる。

よって、ネフローゼ症候群ではLDLコレステロールが増加することになる。

蛋白尿優位なネフローゼ症候群タイプのCKD においては,低アルブミン血症を代償するため に肝臓での蛋白合成が非特異的に亢進し,その 結果,肝臓からのVLDLの産生も亢進すると考え られている.末梢での異化障害がなければ,LDL の増加するIIa型となり,異化障害が著しい場合 はVLDLが蓄積するIV型を呈する.中間的な場合 はVLDLとLDLの両者が増加したIIb型を呈する ことになる.蛋白尿が著しい場合には,アポCIIなどが尿中に漏出することがある.

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/101/5/101_1294/_pdf

 

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