羊水塞栓症の病態
分娩時に母体の血中に羊水や胎児成分が流入することで、ショック、DIC、子宮出血などをきたす。
母体死亡率は40〜80%と高い。
羊水塞栓症の症状
分娩中、直後に突然胸痛を伴う呼吸困難。
瞬時にショック、呼吸停止。
DICや大量出血をきたす。
羊水塞栓症の診断
胎児心拍数陣痛図:突然の変動一過性徐脈、遅発一過性徐脈、遷延性徐脈
循環不全により胎児が徐脈になる?
羊水塞栓症の治療
酸素投与
抗ショック療法(輸液、輸血、昇圧剤)
抗DIC療法(FFP、濃厚血小板など)