110回医師国家試験

遠位尿細管性アシドーシスの病態、治療

遠位尿細管性アシドーシスの病態


出典:https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=9862

Ⅰ型尿細管性アシドーシス。ⅠⅡⅳの3つの中で1番多い。

遠位尿細管と集合管はHCO3-を再吸収する。

また、体内で産生された酸H+を尿管腔に分泌し、排泄する。

遠位尿細管性アシドーシスでは、これらが障害されることで、HCO3-の再吸収障害もしくはH+の分泌障害によって、代謝性アシドーシスをきたす。

アニオンギャップ正常の代謝性アシドーシスとなるのが特徴。

これはClとHCO3-を交換する部分が機能しなくなることでClが上昇するため、HCO3-の現象を打ち消すからだと考えられる。

AG=Na-Cl↑-HCO3↓

また、下痢と尿細管性アシドーシスは例外的にアシドーシスだが、低K血症となる。

HCO3-にNaとKがひきつけられることで、Naの再吸収低下をきたし、循環血漿量低下による続発性アルドステロン症をきたすため、低K血症となり、多尿、筋力低下、心電図異常をきたす。

さらに、高Ca尿症を伴うので、腎石灰化、尿路結石などをきたす。

遠位尿細管性アシドーシスの治療

アルカリ製剤の補充:代謝性アシドーシスの補正のため

 

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