小児科

通常検査・神経学的検査の内容と異常が意味することまとめ

検査の内容と異常が意味することまとめ

検査 内容 鑑別できる疾患
ガリウムシンチグラフィ クエン酸ガリウムが炎症部位へ集積する特徴があるので、心臓の炎症性病変の評価に使うことができる 心サルコイドーシス
I123-MIBGシンチグラフィ ノルエピネフリンのアナログであるMIBGを腫瘍細胞が取り込む 褐色細胞腫
傍神経節腫瘍
小児の神経芽腫
といった副腎髄質や交感神経から発生した腫瘍
アドステロールシンチグラフィ コレステロールの類似物質であるアドステロールが副腎皮質ホルモンの材料なので、入れると副腎皮質に集まる クッシング症候群
原発性アルドステロン症
副腎皮質癌
レボドパ負荷 正常ではGHが促進されるが、先端巨大症では抑制される 先端巨大症
グルカゴン負荷試験 低血糖状態で?グルカゴンを投与し、血糖を正常域に?あげることでインスリンまたはCペプチドの分泌抑制を調べる。通常は抑制されるはず インスリノーマ
Fishbergテスト 一定時間の飲水制限後に採尿し尿の濃縮の程度を調べる。通常は尿が濃縮される 遠位尿細管障害
筋電図検査 神経原性障害
収縮時:高電位、長持続時間
筋原性障害
収縮時:低電位、短持続時間
筋原性障害と神経原性障害の鑑別に有用。
筋原性では筋肉破壊により筋線維が減少するため低電位となる。
神経原性では神経による抑制がなくなるから高電位になる?
心筋血流シンチグラフィ 放射性同位元素を含む製剤を投与して、心筋細胞への取り込み具合をみる。心筋血流量が低下している部分では取り込みが少なく、欠損像となる 心筋梗塞
脳血流SPECT(脳血流シンチグラフィー) 放射性物質を含む薬を体内に投与して脳の血流を評価する アルツハイマー型認知症などの認知症の鑑別
FDG-PET フルオロデオキシグルコースというグルコース(ブドウ糖)に似ていて放射性同位元素で印をつけた薬剤を飲んで集積をみることで、ブドウ糖代謝を観察する 心サルコイドーシス

 

神経学的検査 内容 異常が示すこと
指鼻指試験 患者の鼻、検者の示指の先、患者の鼻と繰り返し触らせる。患者の手が伸びる位置に検者の示指を置き、毎回位置を変えて行う。
運動の円滑さ、振戦などを観察。必ず両側で行う。
小脳失調
(小脳失調による運動分解があると、検査者の指から鼻まで指を移動させる間に向きをかえることができないので、途中で手を止めて指の向きを変えてから自分の鼻まで持っていく)
踵膝試験 仰臥位で、足関節を少し背屈した状態で、踵を反対側の膝にのせて、すねに沿って足首までまっすぐ踵をすべらせる。この動作を2~3回行ってもらい、運動の円滑さ、足のゆれや測定の状況を観察。必ず両側で行う。 小脳失調
線分二等分試験 半側空間無視 劣位半球(右)の頭頂葉障害
手指肢位模倣 キツネの形を作って模倣させる 肢節運動失行
手回内回外試験(反復拮抗運動) きらきら星をすばやくできるか 小脳性運動失調症
バレー徴候 両手を前に伸ばして指をつけて手のひらを上にした状態を閉眼で維持できるか 中枢性の筋力低下
運動麻痺
ロンベルグ徴候 つま先を揃えて立った時、開眼では安定して立てるが、閉眼では大きく揺れて倒れる。
※開眼でふらつく場合は陰性となる。
脊髄後索障害(深部感覚障害)
つぎ足歩行 つま先にかかとをつけて歩かせるとふらつく 小脳失調
カーテン徴候 口を開けてアーと言うと、咽頭後壁がどちらかに偏位する

出典
舌咽神経、迷走神経障害

 

 

 

 

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA