妊娠高血圧症候群の病態
PIH:pregnancy induced hypertension
妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症などに分類される。
代表的な妊娠高血圧腎症では、高血圧、たんぱく尿をきたす。
高血圧による血管内皮障害により腎臓が障害されることで、たんぱく尿による低蛋白血症などをきたし、循環血漿量が減少すると考える。
血管内脱水となっていることに注意する。
胎児機能が障害され、胎児発育不全や胎児死亡に至ることもある。
妊娠高血圧症候群の症状
高血圧、蛋白尿
妊娠高血圧症候群の治療
対症療法:安静、降圧薬(メチルドパ、ヒドララジン、Ca拮抗薬)
子癇の予防:硫酸マグネシウム
母児に障害がある可能性ありなど:ターミネーション
胎児が未熟な場合は妊娠を継続する。
160/110以上の重症例:
子癇予防のため硫酸マグネシウム
24〜34週未満:
妊娠を継続しターミネーション+ステロイド(肺が成熟していない場合)
34週以降:
ターミネーション
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