遠位尿細管性アシドーシスの病態
出典:https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=9862
Ⅰ型尿細管性アシドーシス。ⅠⅡⅳの3つの中で1番多い。
遠位尿細管と集合管はHCO3-を再吸収する。
また、体内で産生された酸H+を尿管腔に分泌し、排泄する。
遠位尿細管性アシドーシスでは、これらが障害されることで、HCO3-の再吸収障害もしくはH+の分泌障害によって、代謝性アシドーシスをきたす。
アニオンギャップ正常の代謝性アシドーシスとなるのが特徴。
これはClとHCO3-を交換する部分が機能しなくなることでClが上昇するため、HCO3-の現象を打ち消すからだと考えられる。
AG=Na-Cl↑-HCO3↓
また、下痢と尿細管性アシドーシスは例外的にアシドーシスだが、低K血症となる。
HCO3-にNaとKがひきつけられることで、Naの再吸収低下をきたし、循環血漿量低下による続発性アルドステロン症をきたすため、低K血症となり、多尿、筋力低下、心電図異常をきたす。
さらに、高Ca尿症を伴うので、腎石灰化、尿路結石などをきたす。
遠位尿細管性アシドーシスの治療
アルカリ製剤の補充:代謝性アシドーシスの補正のため

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