尿酸は脱水の指標になる?
尿酸値はヘマトクリット値と同様に脱水の指標となる。
尿酸の再吸収は尿流量の低下や抗利尿ホルモンの作用により亢進するので、脱水になると尿酸の再吸収が増加し、血清尿酸値は上昇するから。
尿酸は体内で産生されるうちの大半が1日で入れ替わっており,その2/3が腎からの排泄であるため,腎排泄量の変化が尿酸値に影響を与えると考えられます(文献3)。一般に,尿酸の再吸収は尿流量の低下や抗利尿ホルモンの作用によって亢進することが知られています。実際,腎前性腎不全でFEUA(fractional excretion of uric acid)低下がみられる(文献4)こと,ラットにおいて細胞外液量減少により尿細管での尿酸再吸収量が増加する(文献5)こと,低Na血症の鑑別においてSIADH(syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone)と中枢性塩類喪失症候群の比較で,後者でFEUA低下と血清尿酸高値がみられる(文献6)こと,などは体液量減少と腎排泄低下による高尿酸血症の関連を支持する証拠と考えられます。一般的にも,腎血流量が低下する病態では血清尿酸高値の傾向があると考えられています(文献7)。しかしながら,体液量減少に関する血清尿酸値の診断特性を直接調べた研究はありません。また,腎機能低下や利尿薬などの薬剤の影響など,体液量減少以外の原因でも尿酸値は変動しますので,やはり,解釈には注意が必要です。
以上からヘマトクリット値,尿酸値のいずれも,体液量減少の診断に関して一定の有用性は示唆されるものの,ある一時点での値から体液量減少の有無を診断するというよりは,過去の値との比較・推移の検討や,ほかの体液量の指標となる症状や所見(身体所見,体重や血圧などのバイタルサインの推移,心胸比,IVC径,BNP/hANP値,など)と併せて,総合的に判断するための一助とすべきと考えます。出典:https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3889
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