ST上昇とは、心筋梗塞の数分〜数時間後で見られる心電図変化です。
そのため、急性期心筋梗塞を見逃さないために、確実に診断を下すことができる必要があります。
今回は、ST上昇の定義からどこを見て診断すれば良いのかをまとめたいと思います。
ST上昇の定義
出典:https://www.miyake-naika.or.jp/05_health/shindenzu/shindenzu_07.html
ST上昇の定義は、ST部分が基線よりも上昇していること。
ST上昇を判断するためには、STと基線の定義も知っておく必要がある。
そもそもSTがどこかわからなければ判断ができないし、STは基線に対して上昇しているかを判断するものなので、基線がどこかが曖昧だと判断ができないから。
出典:https://note-nurse.com/st/
STとは、QRS波の終了部分(J点)からT波の開始部分までのこと。
出典:http://heart2012.cocolog-nifty.com/blogkoko2012/2014/02/st-7427.html
基線とは、T波の終わりからP波の始まりまでの部分のこと。
つまり、何も電気的興奮のない部分とも言える。
ST上昇の定義をまとめると
ST部分が基線よりも上昇している
=ST部分(QRS波の終了部分からT波の開始部分まで)が基線(T波の終わりからP波の始まりまでの部分)よりも上昇している
ということになる。
具体的にST上昇はどこを見て判断するか?
出典:http://blog.livedoor.jp/mizukimari-second/archives/52201422.html
ST上昇はJ点で判断する。
J点はQRS波とST部分をつなぐ点、つまりQRSが終わって最初にある変曲点のこと。
QRS波は角度が急、ST部分は角度が緩やかである。
そのため、角度が急→穏やかに変化する部分がJ点と判断できる。
ST上昇はJ点で判断するようにしましょう。J点とはQRS波とST部分をつなぐ(junction)点のことです。QRS波は角度が急で、ST部分は緩やかです。つまり、角度が急なところから緩やかなところに変わる部分がJ点となります。
出典:https://ishikokkashiken.com/ecg-st/
つまりSTが基線よりどれだけ上昇しているかはJ点を基準にみる。
ST上昇の正常範囲は次の通り
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVL,aVF,V5,V6誘導においては0.1mV未満
V1〜V4誘導においては0.2mV未満
J点から基線までの垂線の距離を測り、それぞれの誘導においては正常範囲を超えているかどうかをみることによりST上昇か否かを判定する。
出典:https://tsunepi.hatenablog.com/entry/2016/11/20/000000
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