菌血症で悪寒戦慄がなぜ起こる?
悪寒戦慄とは、ぞくぞくとした不快な寒けを感じて、骨格筋の不随意的な震えを伴うこと。
悪寒戦慄がある人は、菌血症である可能性が高い。
菌血症では、マクロファージや血管内皮細胞から炎症性サイトカインが分泌され、視床の体温調節中枢の閾値が上昇することで、寒気を感じる。(例:37℃→39℃)
その結果、体は、血管収縮によって血流を減少させ、体内の熱が外に逃げないようにしたり、骨格筋の収縮によってふるえを起こし、熱を産生することで、戦慄が起こる。
同じ寒いでも悪寒戦慄がある人は、菌血症のリスクがかなり上がります。
chillsの無い人に比べて、悪寒戦慄のある人は12.1倍菌血症のリスクがあります。
問診で「寒い」と言われた際は、
クローズドクエスチョンで悪寒戦慄があるのか確認して、
血液培養の採取をするのかを検討しても良いでしょうね。
出典:http://katsura.com/er-blog/15456/
敗血症が疑われた際には血液培養が実施されると思いますが,この血液培養の陽性化と悪寒の程度には相関があることが知られています。発熱している患者での悪寒の程度を①mild chills:寒気(上着を1枚羽織りたくなる),②moderate chills:悪寒(厚手の毛布をかぶりたくなる),③shaking chills:悪寒戦慄(厚手の毛布をかぶっても全身の震えが止まらない)の3段階に分け,それぞれの菌血症予測の感度および特異度を検
証した結果,悪寒の程度が高くなるほど特異度が高くなることが示されています(表1)。発熱してガタガタ震えている患者を見たら血液培養を採取するなど,鑑別診断に重症感染症を入れながらマネジメントすることが重要です。出典:第 12 回「寒気を訴えて震えはじめた糖尿病の 62 歳女性」 (2012 年 12 月号)
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