急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の定義
ARDS:Acute Respiratory Distress Syndrome
急性呼吸促迫症候群とは、以下のような条件を満たす病態の総称。
所見 | |
低酸素 | 低酸素血症(PF比300以下) |
発症時期 | 基礎疾患や外傷、外科手術などから1週間以内に発症 |
胸部X線 | 胸部X線で両側の浸潤影 |
肺水腫の原因 | 心不全、腎不全、輸液過剰のみで説明できない呼吸不全 |
急性期には、炎症による肺血管透過性亢進により、肺水腫となるが、亜急性期から慢性期にかけては線維化をきたす。
ARDSの重傷度評価は?
ARDSは、酸素化の障害が起こるので、PaO2/FIO2によって、重傷度を評価できる
軽症ARDS:200<PaO2/FIO2≦300
中等症ARDS:100<PaO2/FIO2≦200
重症ARDS:PaO2/FIO2<100
ARDSの診断
国試におけるARDSの診断ポイント
先行する基礎疾患や外傷、外科手術がある |
1週間以内に発症 |
胸部X線で両側の浸潤影 |
P/F比が300以下 |
心エコーで心機能低下がない |

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