心不全のフォレスター分類とは?
出典:https://med.toaeiyo.co.jp/contents/cardio-terms/test-exam-diagnosis/4-69.html
フォレスター分類とは、心不全の病態評価と治療法の決定に使われる便利な表です。
心係数2.2L/min/mm2と肺動脈楔入圧18mmHgによって、Ⅰ~Ⅳの4つに分類されます。
心係数と肺動脈楔入圧の数値はスワンガンツカテーテルによって、得ることが可能です。
分類は以下の4つにわかれます。
それぞれ、病態が異なるので、治療法も変わってくるのです。
Ⅰ群ー正常(末梢循環不全なし・肺うっ血なし)
Ⅱ群ー末梢循環不全なし・肺うっ血あり
Ⅲ群ー末梢循環不全あり・肺うっ血なし
Ⅳ群ー末梢循環不全あり・肺うっ血あり
心不全のフォレスター分類の覚え方
まず縦軸が心係数、横軸が肺動脈楔入圧だと覚える。
心係数は心拍出量を体表面積で割った値なので、心臓の拍出機能を評価する指標である。
なので、心係数は高い方が正常と考える。
肺動脈楔入圧は左房圧を反映した指標であり、血圧は低い方がいいので、低い方が正常と考える。
正常と異常を分ける数値を覚える。
心係数 | 2.2 |
肺動脈楔入圧 | 18 |
心係数が高い、肺動脈楔入圧が低くなる左上がⅠ正常とする。
続いて、右、左下、右下と順番にⅡ、Ⅲ、Ⅳとする。
心不全のフォレスター分類の治療法の覚え方
心不全のフォレスター分類の治療法の覚え方を考えてみました。
治療法と病態を関連付けて納得しておけば、簡単に覚えることが可能です。
Ⅰ群は正常なので、治療は特に必要なし。
Ⅱ群は、循環は正常だが、左房圧が高いと考えられるため、前負荷を減らすために、利尿薬で循環血液量を少なくします。
また、後負荷を減らすために、血管拡張薬も使用。
Ⅲ群は、心係数が低いため、循環不全があると考えられ、補液とカテコラミンなどの強心剤を投与します。
Ⅳ群は、循環不全と左房圧の上昇の両方があると考えられます。
基本的には、Ⅱ群とⅢ群の治療法をあわせることになるが、利尿薬と補液は循環血漿量に対する作用を相殺するので、補液はしません。
補液をするとさらに心臓に対して、前負荷がかかるのも理由です。
利尿薬で前負荷を抑え、血管拡張薬で後負荷を抑えて、左房圧上昇の原因を軽減します。
そのかわりに、循環不全に対して、循環を補助するために、大動脈内バルーンパンピング(IABP)・経皮的心肺補助(PCPS)を用います。
また、カテコラミンなどの強心剤も使用します。
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