服の上から聴診することのメリットとデメリット
服の上から聴診すると、心音や呼吸音は聞こえにくい。
服を着たまま聴診を行うと、5~18 dB程度音が小さく聴こえてしまうとのこと。
また、聴診器と服がわずかに擦れる音がノイズとなり、邪魔で正確な聴診が妨げられる。
しかし、羞恥心への配慮も必要なので、服の中に聴診器を入れて聴診するのが良さそう。
それでも正確さは犠牲になっている。
服を着たまま聴診を行うと、5~18 dB程度音が小さく聴こえてしまうため、やはり肌に直接聴診器を当あてて聴診を行うほう方がよいとされています。
Kraman SS. Transmission of lung sounds through light clothing. Respiration. 2008;75(1):85-8.出典:https://pulmonary.exblog.jp/17157429/
女子中高生の集団検診で、余計な面倒を避けるため服を脱がさず聴診する話がTwitterで出たとき、内科の先生が「正確さは犠牲になる」と書かれていた。健康な女子中高生を相手にした検診だから、「多少の正確さ」を犠牲にしてでも面倒を避けることが許容されるかもしれないが、AEDを使う場面ではどうか。
— いちは🍀 (@BookloverMD) 2019年5月13日
私は呼吸器内科ベースゆえ、特に胸部聴診は正確性を優先します(服の上からだと聞こえにくいだけじゃなく聴診器と服のわずかな擦れる音がすごく邪魔なんですがよくそれで診断できるなと思うことはあります)。かといって上半身裸になってもらうわけではなく隠してもらいながら聴診器を素肌にあてます
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) 2019年4月18日
健診で、ブラジャー取るのイヤ、服の隙間から手を入れて聴診してほしい、と注文をつける人は「心疾患・呼吸器疾患を見逃しても構いません」という同意書にサインしてもらいたい。それなら、こちらも下心があるなどと非難されずに”テキトー”にできる。 pic.twitter.com/vKY2pIRLNn
— インヴェスドクター (@Invesdoctor) 2019年4月18日
特に健康診断では、診られる側は病識がなく、胸部を出すことに抵抗が強い。
健康診断では有病率も低いと考えられるし、今の時代はすぐにセクハラになってしまうので、正確性が犠牲になってでも、服の上からや服の中に入れて聞くという医師が増えている。
高3女子から
「内科検診があったのですが、毎年なぜかおじさんの先生です。しかも上半身裸で検診を受けなければいけません。普通の病院は服の中に聴診器を当てて直接見ます。先生に話しても『検診だから。』と片付けられてしまいます。みんなこうなんでしょうか?」
検診だから仕方ないのか⁉︎
— 合法先生 (@barbeejill3) 2019年4月17日
iCoiは医師・医学生同士の出会いをサポートしてくれるマッチングアプリです。
医師と医学生は原則無料で使うことができます。有料もプランもあり、便利な機能は増えますが無料でも出会うことはできます。
登録する際に医師免許証や学生証などの資格確認が必要となるので、アプリ上では確実に医師や医学生と出会うことができ、とても安心です。
所属医療機関や出身大学ごとにブロックする機能があるので、知り合いにバレるリスクも低くなっています。個人情報を扱うため、セキュリティ対策もしっかりとされています。
医学生の方は学年が上がると新たな出会いがなくなり、中々恋人ができないものです。iCoiで近隣の医学部生と出会うのがおすすめです。
※こちらからダウンロードするとPremiumプランが1週間無料で使えます!