聴診

服の上から聴診することのメリットとデメリット

服の上から聴診することのメリットとデメリット

服の上から聴診すると、心音や呼吸音は聞こえにくい。

服を着たまま聴診を行うと、5~18 dB程度音が小さく聴こえてしまうとのこと。

また、聴診器と服がわずかに擦れる音がノイズとなり、邪魔で正確な聴診が妨げられる。

しかし、羞恥心への配慮も必要なので、服の中に聴診器を入れて聴診するのが良さそう。

それでも正確さは犠牲になっている。

服を着たまま聴診を行うと、5~18 dB程度音が小さく聴こえてしまうため、やはり肌に直接聴診器を当あてて聴診を行うほう方がよいとされています。
Kraman SS. Transmission of lung sounds through light clothing. Respiration. 2008;75(1):85-8.

出典:https://pulmonary.exblog.jp/17157429/

特に健康診断では、診られる側は病識がなく、胸部を出すことに抵抗が強い。

健康診断では有病率も低いと考えられるし、今の時代はすぐにセクハラになってしまうので、正確性が犠牲になってでも、服の上からや服の中に入れて聞くという医師が増えている。

 

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