レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系とは?
出典:https://www.adalat.jp/ja/home/pharmacist/basic/01/t07.php
循環血液量が減少すると、腎臓の傍糸球体細胞からレニンが分泌される。
レニンはアンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンⅠに変換する。
さらに、アンジオテンシンはアンジオテンシン変換酵素(ACE)により、アンジオテンシンⅡに変換される。
アンジオテンシンⅡは、血管を収縮させたり、Naの再吸収を促進・Kの排出を促進するアルドステロンの分泌を促進することで、循環血液量を増加させる。
また、アンジオテンシンⅡは、脳下垂体に作用して抗利尿ホルモンであるバソプレシンの分泌を促進する。
これらの作用により、循環血液量が増加することで、血圧が上昇し、重要臓器に血流がいく。
血圧が増加すると、フィードバックにより、レニンの分泌が減少する。
1.Naおよびそれに伴う水分の喪失で循環血流量が減少すると、腎臓の傍糸球体装置が血圧低下を感知し、傍糸球体細胞から分泌されるタンパク質分解酵素であるレニンを血液中に分泌する。
2.レニンは、肝臓や肥大化脂肪細胞から分泌されるアンジオテンシノゲンを一部分解してアンジオテンシンIに変換する。
3.アンジオテンシンIは、肺毛細血管に存在するアンジオテンシン変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンIIに変換される。
4.アンジオテンシンIIは、血管の緊張を上げ、交感神経系を刺激して心拍出量を増加させることにより血圧を維持する。
5.アンジオテンシンIIは、副腎皮質球状帯に作用して、ナトリウムの再吸収を促進するアルドステロンの分泌を促進する。。アルドステロンは尿細管に作用してナトリウムおよび水を再吸収すると共にカリウムの再吸収を抑制し、ホメオスタシスを維持させる。
6.アンジオテンシンIIは、脳下垂体に作用し利尿を抑える抗利尿ホルモンのバソプレッシン(ADH)の分泌を促進。
7.アンジオテンシンIIは、アミノペプチダーゼによってアンジオテンシンIIIに変換される。
8.これらの作用により、Naおよびそれに伴う水分喪失による循環血流量の減少で重要臓器が機能不全に陥るのを防ぐ機能であり、Naやそれに伴う水分の不足をきたしやすい陸生生物で特に発達した機構である。出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%B3%BB
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