111回医師国家試験

食道アカラシアの病態、症状、診断、治療

食道アカラシアの病態

食道平滑筋のアウエルバッハ神経叢の変性により、嚥下時に下部食道括約筋が弛緩できなくなる。

食道は蠕動運動により食物を胃へと運ぶ。そのとき、タイミングよく下部食道括約筋が弛緩する。

食道アカラシアでは、食道壁の中の神経の異常のため、下部食道括約筋の弛緩が生じず、食物が食道内に停滞する。

先天性だと思いがちだが、どの年代にも発症する。

食道アカラシアの症状

嚥下障害、嘔吐

食物が飲み込めないため、嚥下障害、嘔吐などの症状が生じる。

食道アカラシアの診断

食道X線造影:くちばし状の狭窄がみられる。


出典:http://www.jsps.gr.jp/general/disease/iu62r6/yeg50e

食道内圧測定:食道蠕動波の消失

食道アカラシアの治療

Ca拮抗薬、内視鏡的バルーン拡張術、外科手術

Ca拮抗薬で筋肉を弛緩させる。

内視鏡的バルーン拡張術は、下部食道をバルーンにより拡張する。

外科手術も有効。

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