婦人科

子宮内膜症の病態、症状、陰性所見、診断、治療

子宮内膜症の病態


出典:https://www.gifu-np.co.jp/feature/info/20190327-125147.html

子宮内膜症とは、子宮内膜が異所性に卵巣、腹膜、子宮筋層内、ダグラス窩といった違う場所で、エストロゲン依存性に増殖や剥離を繰り返す。

子宮内膜症の症状

・月経痛、性交痛、排便痛、骨盤痛などの疼痛全般

・不妊:卵巣チョコレート嚢胞などがあれば卵巣機能が失われる?

疼痛と不妊が典型的な症状である

排便痛は、Douglas窩(子宮と直腸の間)に癒着をきたした場合に、排便により子宮が牽引され生じると考えられる。

子宮外に病変ができる疾患なので、不正性器出血が起こらないのが特徴。

子宮内膜症の診断

MRI:卵巣チョコレート嚢胞、子宮後屈(腹腔内での癒着による)

腹腔鏡:腹腔内にブルーベリースポット

内診:Douglas窩に圧痛を伴う硬結

血液検査:CA125上昇(しばしば)


出典:https://www.jaog.or.jp/note/%EF%BC%882%EF%BC%89%E5%88%86%E9%A1%9E/


出典:http://aozora-youtsu.com/2014/11/post-3106.html

子宮内膜症の治療

薬物療法
・低容量ピル

・黄体ホルモン
・GnRHアゴニスト

保存手術
病巣除去(病変の焼灼など)
癒着剥離

根治手術(拳児希望なしの場合)
単純子宮全摘出術+両側付属器摘出術

正常の子宮内膜と同様に、エストロゲンにより増殖するのでエストロゲンを抑制する治療を行う。

排卵が起こると、以下のようにエストロゲンとプロゲステロンが増加するので、排卵を抑制する薬物を使う。


出典:https://www.konicaminolta.jp/michicake/about/about01.html

低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの両方を含んでいる。

エストロゲンとプロゲステロンを少量投与することで、LHとFSHが負のフィードバックで抑制されるため、排卵が起こらなくなる。

黄体ホルモン投与により、LHサージが起こらなくなり、排卵が抑制される。

GnRHアゴニストを繰り返し投与することで、ダウンレギュレーションが起こり、LH、 FSHが抑制されるので、排卵が抑制される。

また、手術を行うこともある。

 

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