心電図

心筋梗塞ST上昇部位診断の覚え方

心筋梗塞ST上昇部位診断の覚え方

心筋梗塞でのST上昇の梗塞部位診断は以下の表のようになる。


出典:https://s-que.net/schedule/sque1000/20110506/

心臓の壁の部位の名称を覚える

どの部位が梗塞すれば、心電図のどこにST上昇が見られるかを理解するためには、まず前壁中隔、広範囲前壁、側壁、高位側壁、下壁、後壁が心臓のどの部分であるかを理解する。


出典:http://illustrator-amy.com/2015/08/03/post-80/

この図を見ると、前壁中隔、広範囲前壁、側壁、高位側壁、下壁、後壁という6つの名称は、左室の壁を細かく分類した名前であるということがわかる。

解剖学的部位がわかったら、どの電極に影響が起こるかを考える。

ST上昇が起こる誘導と梗塞部位の関係は?

心臓の解剖学的な配置や電極の貼る位置を考えながら、梗塞部位に対応するST上昇部位を考える。

出典:https://www.slideshare.net/kuniakisano9/ss-79676859


出典:電極の装着位置

以下の図も参考にする。


出典:https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1969

出典:https://s-que.net/schedule/sque1000/20110506/

前壁中隔は体の前面にあるので、体の前面の電極であるV1~V4でST上昇。

広範囲前壁となると、V1~V5へと拡張して、左向きの誘導であるⅠ、aVLでST上昇。

側壁は体の側面にあるので、体の側面に貼るV5,V6と左向きの誘導であるⅠ、aVLでST上昇。

高位側壁では、V5,V6は影響を受けなくなり、左向きの誘導であるⅠ、aVLのみST上昇。

下壁は下にあるので、下向きの誘導であるⅡ、Ⅲ、aVFでST上昇。

以上にように、考えると、どの梗塞部位で心電図のどこにST上昇が見られるかを覚えやすくなる。

 

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