エスゾピクロンとゾルピデムの違いは?
エスゾピクロンは別名ルネスタ、ゾルピデムは別名マイスリーです。
どちらも非ベンゾジアゼピン系薬剤に分類され、筋弛緩作用が弱いため、ふらつきや転倒が少ないとされており、高齢者にも使いやすい薬剤になります。
どちらも超短時間作用型で、Tmaxはどちらも1時間程度ですが、ゾルピデムの方がTmaxは短いです。
半減期はゾルピデムが2時間、ルネスタが5時間程度で、ルネスタの方が持続時間が長いと考えられます。
ゾルピデムの特徴としては、2022年7月に禁忌として睡眠随伴症状(夢遊症状等)などの異常行動をきたした方が追加されたということです。
禁忌:
(略)
本剤により睡眠随伴症状(夢遊症状等)として異常行動を発現したことがある患者[重篤な自傷・他傷行為、事故等に至る睡眠随伴症状を発現するおそれがある。]出典:マイスリー添付文書
また、重篤な肝障害がある場合は禁忌となります。
適応が「不眠症(統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く)」となっているため、統合失調症や躁うつ病があれば、保険が通らない可能性もあるでしょう。
よって、ゾルピデムは禁忌や適応から患者さんによっては、使いにくい部分があるのでエスゾピクロンの方が無難だと考えられます。

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