尿検査

尿検査isomorphic、dysmorphicの意味は?

尿検査isomorphic、dysmorphicの意味は?

尿検査の尿中赤血球形態情報(RBC Information)では、isomorphic、dysmorphicなどの結果が出ます。

この意味と臨床的意義について説明させていただきます。

尿検査isomorphic、dysmorphicの意味は?

尿検査isomorphic、dysmorphicの意味は、こちらです。

isomorphic(RBC)→均一(赤血球)

dysmorphic(RBC)→変形(赤血球)

均一赤血球とは、ほぼ円盤状で均一な形態を示し、ヘモグロビンがたくさんあります。

一方、変形赤血球とは、コブ状であったり、萎縮が見られたり、ドーナツ状に変形したものです。

 

尿検査isomorphic、dysmorphicの意義は?

尿検査isomorphic、dysmorphicの臨床的意義は、こちらです。

isomorphicRBC(均一赤血球)が多い→非糸球体性血尿の可能性が高い

dysmorphicRBC(変形赤血球)が多い→糸球体性血尿の可能性が高い

均一赤血球が多いということは、糸球体が原因でない可能性が高いので、尿路感染症や悪性腫瘍などの下部尿路疾患について精査するために検査をします。

一方、変形赤血球が多いということは、腎臓が原因の可能性が高いため、上部尿路疾患について精査するための検査をすることになるのです。

なぜ変形赤血球ができるか?

・赤血球が糸球体の基底膜を通過するために損傷するから。

・尿細管を通過するときに急激な浸透圧変化を受けるから。

要するに、腎臓を通過する際に赤血球が変形するということです。

膀胱などの下部尿路からの出血が原因の場合は、赤血球は腎臓を通過しないので、変形することはないということになります。

 

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