腎臓内科

FENa意義・基準値・計算式は?

FENa(ナトリウム排泄分画)とは?

FENaは、fractional excretion of Naの略です。

意味は、ナトリウム排泄分画。

糸球体で濾過されたNaのうち、何%が尿中に排泄されたかを示す値です。

つまり、尿細管でどれくらいNaの再吸収が行われるかがわかります。

 

FENaの基準値は?

FENaの正常値は1%未満。

しかし、 Na摂取量が多ければ3%ぐらいまで上昇するとのこと。

健康な人では、Naは99%が再吸収されているため、正常値は1%となります。

※基準値は1〜2%と書かれている媒体もあり様々なので、参考値とすべきです。

 

FENaの意義は?

腎前性の腎不全の場合は、腎血流量の低下が原因となるため、循環血漿量を増やすためにNaの再吸収が亢進します。

つまり、Naの排出率が低下するということです。

なので、Naの尿中への排出割合を示すFENaは低下します。

腎性の腎不全の場合は、FENaは低下しないことから、急性腎障害(AKI)の原因が腎前性か腎性かを鑑別するために、FENaが使われます。

腎前性 →FENa低下する

腎性  →FENa低下しない

 

FENaの計算式は?

(尿中Na/血清Na)÷(尿中Cr/血清Cr)×100

記号で表すと

(UNa÷PNa) ÷ (UCr÷PCr) × 100

=UNaPcr/PNaUcr×100(整理すると)

よって、尿中Na×血清Cr÷血清Na÷UCr×100で計算が可能。

Uはurineの略語で尿を示す。

Pは多分plasmaで血漿を意味する。

 

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