尋常性乾癬の病態
出典:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa14/q01.html
免疫機能の異常により、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が異常に活性化され、10倍の速さで皮膚がつくられ、角質が積み重なり、皮膚が厚くなる。
尋常性乾癬の症状
全身に銀白色の鱗屑がついた紅い皮疹
尋常性乾癬の病理
出典:http://pathology.or.jp/corepictures2010/20/c01/03.html
ムンロの微小膿瘍
角層直下に見られる好中球の集まりは、ムンロの微小膿瘍と言うもの。
免疫が活性化され、好中球が集まってくるからだと考えられる。
異常なターンオーバーにより角質が積み重なるからそこに好中球が浸潤すると覚える。
尋常性乾癬の治療
外用療法:ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬
光線療法:PUVA、ナローバンドUVB
全身療法:レチノイド、シクロスポリンなど
※ステロイド内服は膿疱性乾癬を誘発するので禁忌。
皮膚病なので、ステロイド外用薬。
光線療法として、PUVA、ナローバンドUVB。
免疫異常が原因なので、シクロスポリンなど。
しかし、ステロイド内服は膿疱性乾癬を誘発するので禁忌なのに注意。