腎臓内科

腎臓まとめ

腎血管性高血圧

腎動脈が狭窄することで、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化され、高血圧となる。

高齢男性では動脈硬化が原因となることが多く、若年女性では線維筋性異形成が原因であることが多い。

線維筋性異形成とは、細胞線維性組織が内膜で増殖し、内腔を閉塞し、内弾性板を断裂させるというもの。


出典:https://www.vas-mhlw.org/html/pathology/atlas/30-1.html

線維筋性異形成では、string and beads サインが特徴。


出典:http://www.treatneuro.com/archives/7106


出典:https://www.renalfellow.org/2012/04/19/beads-on-string/

string and beadsとは、ひもに通ったビーズのことである。


出典:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/peripheral-artery-disease/treatments/

治療は、経皮血管形成

カテーテルを入れてバルーンを膨らますことで、血管を拡張させる。

また、ステントを入れて拡張させる方法もある。

高齢者:65歳以上

若年者:65歳未満

若年というのは非高齢者という意味。

腎内細小血管が原因の疾患

腎硬化症

高血圧が原因で腎臓の血管に動脈硬化が起こり、腎機能が低下する。

高血圧により、腎臓の細動脈に圧力がかかり、血管内の細胞が刺激に反応して増殖し、狭窄するのが原因。

さらに、動脈硬化による腎臓の血流低下によって、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化し、血圧が上昇する。

拡張期血圧が130mmHgを越えるものを悪性腎硬化症という。

身体の中の動脈で唯一外から見える眼底網膜の細動脈の病変が進行するため、うっ血乳頭をチェックする。

腎全体の機能について

グルコン酸カルシウムの心臓保護作用とは?

心筋保護作用とは、血中カルシウム濃度が高いと心臓は不整脈を起こしにくくなる作用のこと。

高K血症では、不整脈が起こりやすくなるので、心保護作用を期待してグルコン酸カルシウムを投与して血中カルシウム濃度を高める。

グルコース・インスリン療法(GI療法)とは?

インスリン使用により、グルコースが細胞内へ取り込まれる時、カリウムも細胞内へ移行する。

ゆえに、高K血症の治療として行われる。

血液透析と腹膜透析について

血液透析:hemodialysis

腹膜透析:Peritoneal dialysis

hemo- 血

peritoneal 腹膜の

腎臓の間質障害

間質性腎炎

糸球体と尿細管以外の腎組織である間質に炎症が起こる。

薬剤性が多く、NSAIDsがリスクとなる。

β2ミクログロブリンの近位尿細管における再吸収能低下により尿中のβ2ミクログロブリンが上昇する。


出典:http://www.ncvc.go.jp/hospital/section/ld/hypertension/detail15.html

間質で炎症が起こるため、間質への炎症細胞浸潤が特徴。

血尿が主な糸球体病変

溶連菌感染後急性糸球体腎炎 PSAGN

A群β溶連菌に感染後、抗体が産生され、免疫複合体が作られる。

免疫複合体が糸球体基底膜に沈着し、補体活性化と毛細血管内に多核白血球が浸潤する。

その結果、急性糸球体腎炎により、血尿やたんぱく尿をきたす。

また、GFR低下による乏尿が起こることで、循環血漿量が上昇するので、高血圧と浮腫がみられる。

抗ストレプトリジン-O抗体(ASO:Anti-Streptolysin O):

溶連菌が産生する毒素ストレプトリジンOに対する抗体

IgA腎症

感冒や扁桃腺炎などによって、IgAの違うタイプが出現し、腎臓の糸球体に沈着し炎症をきたす。

慢性糸球体腎炎で最多。

Ig:Immunogloburin 免疫グロブリン

抗体のこと

急速進行性糸球体腎炎 RPGN

自己免疫の異常によって、糸球体に炎症が起きて、血尿や蛋白尿が出現する。

数日から数週間で急速に腎機能低下が進行し、腎不全となるのが特徴。

とても予後が悪い。

アルポート症候群

糸球体基底膜のⅣ型コラーゲンの遺伝子変異が原因で、糸球体に炎症をきたす。

原発性ネフローゼ

膜性腎症:menbranous nephropathy

糸球体基底膜に免疫複合体が沈着し、免疫異常が起こることでネフローゼをきたす。

スパイク


光電子密度沈着物(electron dense deposit)


出典:http://pathology.or.jp/corepictures2010/12/c02/04.html

その他の主な腎疾患

膜性増殖性腎炎

微小変化群

巣状分節性糸球体硬化症

ループス腎炎

 

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