BCGでコッホ現象と正常経過の違い
コッホ現象 | 正常経過 | |
別名 | 早期皮膚反応 | |
経過 | 結核に既に感染している小児にBCGを接種すると、接種後10日以内に接種した局所に発赤、腫脹、膿瘍ができる | 接種後10日〜2週間すると針痕部に発赤 |
症状 鑑別! |
発赤、腫脹、膿瘍![]() 出典 |
発赤![]() 出典 |
症状の時期 鑑別! |
接種後10日以内(2~3日後が多い) | 接種後10日〜2週間 |
治療 | 速やかにツベルクリン反応で結核感染の有無をチェック ※BCGを打ったばかりなのでツベルクリン反応も可能なのか? ツベルクリン反応はBCG接種後2週間で陽性になるのでまだ大丈夫なのか? |
経過観察 |
コッホ現象とは?
出典:105D49
結核に既に感染している小児にBCGを接種すると、接種後10日以内に接種した局所に発赤や腫脹、針痕部位の化膿などが現れる現象。
結核感染の可能性があるので、速やかにツベルクリン反応で結核感染の有無をチェックする。
以前は、ツベルクリン反応による結核のスクリーニングがワクチン接種よりも先行していた。
しかし、平成17年からワクチン接種が先行することとなったので、コッホ現象陽性者は増加傾向にある。
ちなみに、通常、乳児にBCGワクチンを接種すると、接種後10日間はほとんど変化がみられない。
しかし、接種後10日〜2週間すると針痕部に発赤が現れる。
なので、10日以内に発赤、腫脹、化膿が現れることが重要。

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