感染症内科

抗菌薬はいつまで投与するか?

抗菌薬はいつまで投与するか?

抗菌薬の投与期間は、感染部位や感染症の種類によってある程度決まっている。

例えば、菌血症(心内膜炎以外)なら10~14日。

腎盂腎炎は14日となっている。

たとえば,Sanford guide 2009 によると, 心内膜炎以外の菌血症は 10~14 日,心内膜炎は 原因菌により 14~42 日(Viridans streptocci 14~ 28 日,Enterococcus 28~42 日,Staphylococcus aureus 14~28 日),膀胱炎は 3 日間,腎盂腎炎は 14 日間,肺炎球菌による肺炎は解熱後 3~5 日, 腸内細菌や緑膿菌による肺炎は 21 日間,ブドウ 球菌性肺炎の場合は 21~28 日間,レジオネラ菌, マイコプラズマ,クラミドフィラのような非定 型病原体は 7~14 日,肺膿瘍は 28~42 日間,髄 膜炎は 7~14 日間と記載されている.

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/11/99_2729/_pdf

しかし、決められている期間は、健常者における治療期間であり、免疫状態によって抗菌薬への反応が異なるので、注意する。

これらの治療期間は,あくまで も免疫力があると考えられる患者におけるもの であり,また経験的なものが多く,必ずしもエ ビデンスに裏付けされているわけではない.実 際の臨床では,たとえ同じ原因菌による同じ感 染症であっても,宿主の免疫能の状態により治 療への反応が異なることはしばしば経験する. また,原因微生物の薬剤感受性の差異や使用抗 菌薬の種類,使用量,組織移行性により,抗菌 薬の投与期間は変化する.また,本邦での抗菌 薬の承認用量は欧米に比して概して少なく,充 分な効果の得られないことも多い.

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/11/99_2729/_pdf

 

 

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