滲出性胸水と漏出性胸水の違い
以下の3項目のうち、少なくとも1項目を満たせば滲出性、いずれも満たさなければ漏出性と判断する。
Lightの基準
胸水 TP/血清TP>0.5 |
胸水LDH/血清LDH>0.6 |
胸水LDHが血清LDH上限値の2/3以上 |
よって、滲出性胸水は、総蛋白やLDHが多い胸水と言える。
漏出性胸水の病態
静水圧の上昇や血漿膠質浸透圧の低下などによって、水だけが胸腔内に移行すると考えられる。
心不全が最も一般的な原因。
また、肝硬変や低アルブミン血症では、血漿蛋白が低下するので、血漿膠質浸透圧の低下によって漏出性胸水をきたす。
滲出性胸水の病態
毛細血管透過性の亢進により、体液、タンパク、細胞などの血清成分が滲出する。
肺炎、悪性腫瘍、ウイルス感染症、結核などによる炎症が原因となると考えられる。
また、肺塞栓症も原因となる。

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