神経内科

リングエンハンスメントをきたす脳腫瘍の鑑別

リングエンハンスメントをきたす脳内腫瘤の違い

まず脳内の腫瘤でリングエンハンスメントをきたすものを覚える。

脳膿瘍
膠芽腫
転移性脳腫瘍

脳膿瘍 膠芽腫 転移性脳腫瘍
原因 副鼻腔炎や中耳炎が進展 血行性転移による
(肺癌>乳癌>消化器癌)
画像
出典:103I61

出典:104I41

出典:109D41

出典:106I7
病理所見 偽性柵状構造
出典:109D41
腺管構造を認める異型細胞が増殖(肺癌や大腸癌などの腺癌の転移の場合):脳に腺管は転移でないとありえない
出典:106I7
感染徴候 あり なし なし
治療 抗菌薬大量投与(セフェムやペニシリン)
グリセロール(脳圧降下薬)
膿瘍ドレナージ
手術
術後化学放射線療法
原発巣が根治できており単発の場合:
外科的摘除
直径3cm以下:
ガンマナイフでの定位照射

まず脳内の腫瘤のMRI画像でリングエンハンスメントがあれば、膠芽腫、脳膿瘍、転移性脳腫瘍の3つを鑑別にあげる。

次に、病理所見が提示されていれば、柵状配列があるかを確認。

柵状配列があれば、膠芽腫。

なければ、転移性脳腫瘍。

脳膿瘍は膿瘍なので病理所見はない。

また、発熱や白血球上昇などの感染徴候があれば脳膿瘍と考える。

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