婦人科

子宮腺筋症と子宮筋腫の鑑別

子宮筋腫と子宮腺筋症の違い

子宮腺筋症 子宮筋腫
病態 子宮内膜に類似した組織が子宮筋の中にできる 子宮の平滑筋にできる良性腫瘍
症状 月経痛:子宮の肥大による剥離面の増加による?
過多月経:子宮の肥大による剥離面の増加による
不妊:内膜が伸びるので着床しにくくなる

月経期間延長
頻尿(膀胱の圧迫がある場合)

月経困難症

過多月経:子宮の肥大による剥離面の増加による
不妊:内膜が伸びるので着床しにくくなる

不正性器出血:出血増加のため
鉄欠乏性貧血:出血増加のため
月経痛 + +
不妊 + +
MRI所見
鑑別!
・低信号
・境界不明瞭
・筋層内に高信号が散在

出典:110A49
・低信号
・境界明瞭

出典:111D20
治療 NSAIDs(月経痛に対して)
子宮内膜症と同じホルモン療法:

低用量ピル
黄体ホルモン
GnRHアゴニスト
外科手術:
拳児希望あり→子宮腺筋症切除術
拳児希望なし→単純子宮全摘
筋腫核出術

過多月経は共通して見られるが、腫瘤により子宮内膜が引きのばされることで、表面積が増加、月経時の剥離内膜部分が多くなるため、月経量が増加すると考えられる。

鑑別は画像が重要。

子宮筋腫は境界明瞭なので、どこまでが筋腫かはっきりわかり、きれいな円形に見える。

子宮腺筋症は境界不明瞭なのでどこまでが病変かはっきりしていない。

後、子宮腺筋症は子宮筋層に高信号が散在しているのが特徴的。

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