内分泌代謝内科

1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

1型糖尿病 2型糖尿病
病態 自己抗体により膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が破壊されて、インスリン分泌が急速に、不可逆的に低下する インスリンの分泌量低下と、インスリン抵抗性増大、つまり効きにくくなることによって起こる
症状 多飲多尿
口渇
体重減少
などの高血糖症状
好発年齢 小児〜思春期(15歳未満では11〜12歳が多い) 中高年(40歳以上)
頻度 5% 95%
家族歴 少ない 多い
原因 多くは自己免疫
特発性
遺伝因子
生活習慣
症状の進行 突然
緩徐進行もある(緩徐進行1型DM)
緩徐
インスリンの分泌量 かなり低下 様々(過剰〜低下)
インスリンの必要性 多くは必要 多くは必要なし
ケトアシドーシス 多い 少ない
尿中Cペプチド
(正常:40~80μg/日)
少ない(20μg/日未満) 様々(20~100μg/日)
治療 食事療法
運動療法
インスリン療法
膵移植
食事療法
運動療法
経口血糖降下薬

1型では、インスリンが全く分泌されなくなるので、生存に必要なインスリンの投与が必要。

一方、2型はインスリンが減っても生存に必要な程度は分泌されているので、インスリンの投与は必要ない。

1型は、インスリンの分泌自体が不可能なので、経口血糖降下薬は無効。

経口血糖降下薬はインスリン分泌促進したり、インスリン抵抗性改善するのが機序だからだと考えられる。

 

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