大腸憩室症の病態
出典:https://style.nikkei.com/article/DGXDZO59331060V00C13A9EL1P01/
憩室とは、大腸壁にできた5~10㎜の袋状のへこみ。
常は無症状だが、憩室部の血管が破けて出血する大腸憩室出血。
憩室内に細菌が感染して起こる大腸憩室炎を合併する。
また、穿孔により腹膜炎となることもある。
原因は、食生活の欧米化によって肉食が増加し、便秘や腸管の攣縮が起こり、腸管内圧の上昇により、大腸壁の筋肉層の脆弱な部分から粘膜が飛びだすこと。
大腸憩室症の治療
合併症がなければ治療は必要なし。
大腸憩室出血を伴えば、自然に止血を待つ。
出血量が多い、持続する場合は、内視鏡的止血術。
大腸憩室炎となれば、感染症なので、抗菌薬。
あとは、絶食と輸液。
膿瘍があれば、経皮的ドレナージ。
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