血管性浮腫と蕁麻疹の違い
| 蕁麻疹 | 血管性浮腫 | |
| 画像 | 出典 | |
| 病態 | ヒスタミンやロイコトリエンなどの働きにより血管透過性が亢進し、真皮上層の浮腫をきたす | 皮下の深いところの血管で浮腫が起こる |
| 浮腫の深さ | 浅層 | 深層 |
| 症状 | そう痒感 | 腹痛 悪心・嘔吐 下痢 喉頭浮腫による気道狭窄 |
| かゆみ 鑑別! | + | -:皮下の血管で浮腫が起こるので神経には影響しない |
| 膨疹 | + | + |
| 持続時間 鑑別! | 1時間以内 | 2~3日 |
| 紅色皮膚描記症 鑑別! | + | – |
| 治療 | 原因の除去 抗ヒスタミン薬 抗アレルギー薬 気道確保(ショック、喉頭浮腫に対して) | 非遺伝性: 原因の除去 抗ヒスタミン薬 抗アレルギー薬 気道確保(ショック、喉頭浮腫に対して) 遺伝性: アンドロゲン剤 トラネキサム酸 |
蕁麻疹はかゆみを伴うが、血管性浮腫では、かゆみは伴わないことがある。
蕁麻疹は、皮膚のごく表層の血管透過性亢進により、浮腫が生じて起こる。
一方、血管性浮腫では、皮膚の深いところ(皮下)の血管により起こる。
なので、蕁麻疹ほどはっきりした膨疹をきたさないし、赤みもはっきりしない。
また、蕁麻疹は、1時間以内で消えるのに、血管性浮腫は一度現れると消えるまでに2~3日かかることがある。
蕁麻疹では、かゆみは皮膚に存在する神経にロイコトリエンなどが作用することが原因なので、血管性浮腫では皮下の血管で浮腫が起こるため、かゆみがないと考えられる。
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