膜性骨化と軟骨内骨化の違いをわかりやすく
形成過程 | 成長方向 | 骨 | 障害される疾患 | |
軟骨内骨化 | まず軟骨が作られ、それが骨組織に置き換わる | 長軸方向(長さ) | 長管骨 | 軟骨無形成症 |
膜性骨化 | 軟骨の段階なしに、結合組織が直接骨になる | 横径(太さ) | 前頭骨 頭頂骨 後頭骨 側頭骨 頭蓋冠を構成する扁平骨 下顎骨の一部 鎖骨 など |
骨形成不全症 |
軟骨内骨化とは、一旦軟骨が作られ、それが骨組織に置き換わっていく骨の形成過程のこと。
一方、膜性骨化とは、軟骨の段階なしに、結合組織が直接骨になっていく。
前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨、頭蓋冠を構成する扁平骨、下顎骨の一部、鎖骨などが膜性骨化をきたす。
こんなイメージで覚えれば良い。
まず軟骨芽細胞によって軟骨性の雛型が形成され,つぎにそれが骨芽細胞によってつくられる骨組織に置きかわるもので,こうしてできる骨を軟骨性骨,置換骨,一次骨などとよぶ。もう一つは軟骨の段階をへずに結合組織(多くは真皮)の中に骨芽細胞によって直接に骨の基質がつくりだされるもので,こうした骨を膜骨(膜性骨),皮骨,付加骨,二次骨などという。
出典:https://kotobank.jp/word/%E8%86%9C%E6%80%A7%E9%AA%A8-386941
軟骨無形成症では、軟骨内骨化は障害されるが、膜性骨化は正常なので、短く太い長管骨となり、四肢が短い低身長となる。
骨形成不全症では、膜性骨化は障害されるが、軟骨内骨化は正常なので、長い割に細い長管骨となるので、折れやすい骨となる。

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