目次
末梢静脈路確保の方法
1−0 点滴ラインを組み立てる
点滴ラインを組み立てる。l
輸液バッグ→点滴セット→三方活栓→延長チューブ
の順番につなぐ。
点滴ラインに必要なもの
輸液バッグ |
点滴セット |
三方活栓 |
延長チューブ |
1−1 針の準備
針を袋から出しておく。キャップはつけたまま。
2 静脈を怒張させる
上腕に駆血帯をまく
親指を内側にして握ってもらう
穿刺部位を心臓より下にする
これらによって、静脈をうっ滞させて怒張させ、穿刺部位を決める
※駆血帯は、ボタンを押して解除してから下から上にまく。
巻いたら、余ったひもを引っ張って圧迫する。
3 穿刺部位を決める
肘正中皮静脈か橈側皮静脈のどちらかで
弾力性があり、蛇行していない血管を穿刺部位に決める。
手首から5cm上から10cmの範囲で外側の血管を刺す。
穿刺部を決めたら走行をイメージして覚える。
※内側は痛いし、手首から5cmの部分は神経が多いから刺さない。
4−1 消毒する
刺入部を見失わないようにしながら、中心から外側に円を描くように消毒し、乾燥させる
※アルコール綿は中身が破けないように袋だけを破くように開ける
4−2 針の準備
刺入部を見失わないようにしながら、針のキャップを外し、外筒は糊付けされているので、少し動かす。
5 穿刺する
留置針の左右を親指と人差し指で持つ。
左手で手前に皮膚を伸ばして血管を固定しながら、留置針を皮膚に対して30度で静脈に平行に、血管の中央を穿刺する
※穿刺部の末梢の皮膚を引っ張って固定しないと血管が逃げると考えられるので必ずやる。2回左に逸れた理由はこれが原因だと考えられる。
※穿刺するときに、「じゃあちくっとしますね。」と声かけする
6 内筒と外筒の逆血を確認する
内筒の根元に逆血が見られたら、針を寝かして1mm進ませて、外筒の先端を血管内に入れる。
内筒を外筒と少し分離させて、逆血が見られるのを確認する。
※血管が細い人なら突き破るので、針を寝かしてから進ませるのは1mmで良い
7 外筒だけを皮膚の根元まで進ませる
外筒を左手で持って、根元まで進ませる
8 うっ滞を解除する
右手の親指で外筒の先を皮膚の上から圧迫し、駆血帯を外し、握るのをやめてもらう
9 内筒を抜く
外筒の先端を指で押さえたまま内筒を抜く
※白いボタンを押したらパチンッと針が収納される
10 点滴ラインをつなぐ
接続部に触れないように注意して、点滴ラインをつなぐ
11 滴下を確認する
クレンメを全開にして滴下を確認する
穿刺部付近の皮膚が腫れたり、痛みを訴えるなどがないかを確認。
異常があれば、血管外漏出の可能性があるので、穿刺し直す。
穿刺し直す場合は、最初の穿刺部位より中枢側、または異なる経路の静脈を穿刺する。
12 固定する
テープの透明部分の真ん中に穿刺部位がくるようにテープを貼る。
ループをつくり、2点止める。
さらに、ループと穿刺部位をまたぐように上からテープを貼る。
反省点
左手外側で手首から5cm程度のところを穿刺部位とした。刺入しても逆血は見られなかったが、少し引いて右側に刺入し直すと逆血が見られた。
最初の刺入で失敗した理由の考察
刺入予定部分がそもそも血管の中央ではなかった?
最初の刺入予定がそもそも血管の中央ではなかったか。
指の腹ではなく先端で血管を触ることで、中央を判断しやすくなるので、今後はそうする。
刺入部が左にずれた?
刺入部が左にずれた理由は、アルコール消毒後に刺入予定部から目を離したから。
アルコール消毒後に、針のキャップ外しと外筒を動かす作業をしたので、穿刺部がわからなくなった。
針のキャップ外しと外筒を動かす作業は、穿刺部を見ながらでも行えるようにする。
血管が太い男性の場合は、容易に目視できたので、見失うことはなかったが今回は、見失った。
血管の中央を正確に見つけ、目を離さないことが大事。
挿入方向が血管と平行でなかった?
患者の左手に患者の左側から、自分の右手で刺したので、平行に刺しにくかった。
手を左に開いてもらうことで右手でもやりやすくなるか。
穿刺部末梢の皮膚をあまり引っ張らなかったことで血管が逃げた?
穿刺部は合っていたはずだが、左に逸れた理由は、血管固定ができていなくて、血管が逃げたと考えられる。
逆血は確認できたが、血管外漏出をした理由
内筒は血管内に入ったが、角度が付いていたために、外筒が血管を突き破ってしまったと考えられる。
血管内に入ったが、点滴が落ちない理由
静脈の弁に当たったと考えられる。
練習法
綿棒や爪楊枝の上にティッシュをおいて、穿刺する。
コツ
消毒後、穿刺予定部の手前の血管を指の先端で触って、その上に針を準備する。
次に、穿刺予定部の先を指の先端で触って、方向を合わせる。
左手の親指で血管の手前の皮膚を引き伸ばしながら30度の角度で穿刺する。
あとは同じ。
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