精神科専門医

小児に適応のある抗精神病薬は?

小児に適応のある抗精神病薬は?

日本で小児の精神疾患に対して保険適応があるものは4つしかない。

・リスペリドン(小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性)
・アリピプラゾール(小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性)
・ブロナンセリン(12歳以上の統合失調症)
・ピモジド(小児の自閉性障害、精神遅滞)

まずはこれらの薬剤から試していくのが妥当と思われる。

わが国に おいて,子どもの精神疾患に対して抗精神病薬 が保険適応を得ているものは 3 剤しかない。い ずれも自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorders: 以下,ASD)に対する薬剤である。 ASD の易刺激性に対するリスペリドンとアリ ピプラゾール,さらに自閉症に対するピモジド の 3 剤である。特にアリピプラゾールとリスペ リドンはその安全性と有効性が治験を通じて確 認された薬剤となり,その適応拡大はわが国の 発達障害診療にとって大きな変化と言える。  どうして,これらの薬剤の適応拡大が重要で あったかといえば,この 2 剤以外が登場するま でピモジドしかオンラベル使用できる抗精神病 薬が小児期にはなかったからである。小児期へ の抗精神病薬の使用は,全て適応外使用(オフ ラベル使用)となり,わが国における児童精神 科診療では,たとえ統合失調症に対した抗精神 病薬の投与だとしても,その安全性と有効性が 確認されていないという大きなリスクを背負っ ている。

出典:子どもの抗精神病薬使用の適応とリスク・ベネフィット

 

【医師限定】「メドピア」登録で2,000円もらえるキャンペーン中!

医師向けに、薬剤情報提供サービス「メドピア」ができました。

現在会員募集に力を入れている段階で、2,000円分のポイントがもらえる登録キャンペーンを実施中です。

すでに会員の医師からの紹介で登録すると、2,000円分のポイントがもらえます。

私の紹介で良ければシリアルコード【ycflqt】で登録してみてください。

詳しい登録の手順は「メドピアの登録のやり方」にまとめました。

シリアルコード【ycflqt】で登録!

メドピアの登録のやり方は?シリアルコード・紹介コードを入力するのはここ!メドピアの登録のやり方をわかりやすく解説します。 シリアルコード・紹介コードの入力を忘れると紹介ポイントをもらうことができません。...

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA