浸潤影とすりガラス様陰影の違い
胸部レントゲンにおいて、浸潤影とすりガラス様陰影はどちらも透過性が低下している場合に使われる。
所見 | 見え方 | 見られる疾患 |
浸潤影(コンソリデーション) | 真っ白でベタ塗り | 実質性肺炎 |
すりガラス様陰影 | うっすら白塗り | 間質性肺炎 |
浸潤影は実質性肺炎で見られる。
実質性肺炎では、肺胞内の空気がなくなり、浸出液や分泌物、痰などで満たされているため、著しく透過性が低下する。
そのため、真っ白でベタ塗りの所見となる。
すりガラス様陰影は、間質性肺炎で見られる。
間質性肺炎では、肺胞内の一部や間質に浸出液や分泌物はあるが、まだ肺胞内の空気は保たれているため、透過性の低下は軽度となる。
そのため、うっすら白塗りの所見となる。
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