全身性エリテマトーデス(SLE)の病態
ウイルス感染やホルモン異常などがきっかけとなって、自己抗体が産生され、全身の臓器障害をきたす。
全身性エリテマトーデス(SLE)の症状
皮膚症状:蝶形紅斑、光線過敏、口腔内潰瘍、レイノー現象
出典:108B48
関節:多発性関節炎、関節痛
腎臓:ループス腎炎
神経症状:けいれん、幻覚・妄想、躁うつ状態(CNSループス)
脳神経に対して自己免疫による攻撃が起こると、けいれんやうつ状態などの中枢神経症状をきたすことがある。
全身性エリテマトーデス(SLE)の診断
血液検査:汎血球減少、血清補体価低下、抗dsDNA抗体、抗Sm抗体、抗リン脂質抗体
尿検査:尿蛋白(ループス腎炎による)
全身性エリテマトーデス(SLE)の治療
ステロイド
ステロイド抵抗性や重篤な臓器障害がある場合:
免疫抑制薬併用
臓器病変がない場合:
NSAIDs
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