ステロイドの副作用の予防投与の適応基準
ステロイドの副作用の予防投与としては、骨粗鬆症、易感染性、消化性潰瘍の3つが重要。
それぞれについて薬物の予防投与の適応基準を考える。
骨粗鬆症
ガイドライン(2014)では、ステロイドを3ヶ月以上使用しているあるいは使用予定の場合に、既存骨折の有無、年齢、ステロイド投与量、骨密度からスコアを算出する。
スコアが3以上の場合、積極的薬物治療を行うことが推奨される。
第一選択薬は、ビスホスホネート製剤。
消化性潰瘍
消化性潰瘍はステロイドの副作用であるが、NSAIDsと併用した場合に、多く見られる。
なので、上腹部痛などの症状や胃十二指腸潰瘍などの既往がなくても、胃粘膜保護薬と併用するのが一般的。
NSAIDsと併用で、消化性潰瘍の既往があれば、積極的にPPIを使う。
易感染性
亀田総合病院のサイトによると、プレドニゾロン換算で20mgのステロイドを1ヶ月以上内服する場合はPCP予防を考慮すべきとのこと。
非HIV-PCPは、HIV-PCPと比較すると、進行が急速で重症化し、致死率が高いと報告されています。
〜中略〜
非HIV-PCPに関するPCP予防については、1つの基準として、プレドニゾロン換算20mgのステロイドを1ヶ月以上内服する場合は、PCP予防を考慮すべきであると考えられています。
出典:http://www.kameda.com/pr/pulmonary_medicine/20mg1.html

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