感染症内科

帯状疱疹とラムゼイハント症候群の鑑別

帯状疱疹とラムゼイハント症候群の違い

帯状疱疹 ラムゼイハント症候群(耳帯状疱疹)
病態 水痘が治癒した後、脊髄の後根神経節に潜伏していたVZVが免疫低下などによって再活性化され、神経支配領域に帯状の水疱を作る 顔面神経の膝神経節に潜伏していたVZVが再活性化することで、炎症により?顔面神経麻痺をきたす。また、内耳神経が隣接しているので炎症が及ぶことで感音難聴、めまいをきたす
起因菌 VZV VZV
VZVの潜伏部位 脊髄の後根神経節 顔面神経の膝神経節
原因 VZVの再活性化 VZVの再活性化
発疹の場所 全身:
顔(三叉神経)
胸(肋間神経)
背中(肋間神経)
足(坐骨神経)
耳介
外耳道
片側?両側? 片側性(95%)
症状 紅うんを伴う水泡
神経痛様の疼痛

出典
顔面神経障害:片側顔面神経麻痺
内耳神経障害:感音難聴、めまい

出典:106I72
治療 アシクロビル
バラシクロビル
疼痛に対して:
鎮静薬、神経ブロック
アシクロビル
バラシクロビル
副腎皮質ステロイド:神経炎による神経の圧迫を解除するため

どちらも発症はVZVの再活性化によるもの。

しかし、VZVの潜伏場所が違うので、異なった症状をきたす。

皮膚症状は、ラムゼイハントは耳介や外耳道だけ。

一方、帯状疱疹はウイルスの潜伏場所により、顔面、胸、背中、足など様々な部位で起こる。

起因菌が同じなので、治療はどちらもアシクロビルとバラシクロビル。

 

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