BT-PABA試験とは?
BT-PABA試験とは、PFD(pancreatic functioning diagnostant)試験、つまり膵外分泌機能検査の一つ。
BT-PABAという薬剤を服用することからBT-PABA試験と言われているよう。
慢性膵炎では、膵外分泌機能が低下するため有効となる。
BT-PABA試験の機序
BT-PABAを経口投与すると、膵臓のキモトリプシンによって加水分解を受ける。
すると、PABAが遊離し、小腸で吸収される。
PABAは肝臓でグルクロン酸抱合を受けると、腎臓から尿中へ排泄される。
服用開始6時間後の尿を全部集め、PABA排泄率を測定する。
尿中にPABAがどれくらい排泄されたかを元に、膵臓のキモトリプシン活性を間接的に測定することができる。
つまり、膵外分泌機能の異常を調べることができる。
正常値は6時間排泄率で73.4~90.4%。
70%以下と排泄率が低下していれば、キモトリプシンなどの外分泌機能低下が示唆されるため、異常となる。

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