ドネペジル塩酸塩とは?
ドネペジル塩酸塩とは、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤のこと。
アルツハイマー型認知症の治療薬である。
アルツハイマー型認知症では、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンが減少している。
アセチルコリンは記憶に関わる神経伝達物質であるため、アルツハイマー型認知症では、直近の記憶障害が見られるのである。
アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害することで、脳内のアセチルコリンの量を増やすことができる。
その結果、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせることが可能になる。