消化管穿孔でfree air(遊離ガス)が見られる理由
胃十二指腸潰瘍穿孔などの消化管穿孔では、胃や腸から空気が出てくる。
腹腔内の空気は、重力に逆らって上に行く。
そのため、立位では、横隔膜下へ。
仰臥位では、肝臓の表面に空気が見られる。
出典:http://radiographerx.blogspot.com/2015/05/blog-post_9.html
立位の胸部X線では、空気は上に上がるが横隔膜があるため、横隔膜下に貯留する。
出典:http://radiographerx.blogspot.com/2015/05/blog-post_9.html
仰臥位のCTでは、同様に空気は上に上がり、肝臓表面に貯留する。
free airとは?
消化管から出てきた腹腔内の空気は、重力に関係なく、体位が変わると、お腹の中を自由に動き回ることからfree air(遊離ガス)と呼ばれている。
その他画像
出典:95F37-38

研修病院マッチング、診療科選びなどの医師の進路選択において役立つnoteです!
給料、QOL、将来の診療科の動向などについて書いています。
「研修病院どこにしよう…」
「将来の診療科が決まらない…」
そんな将来に悩む、医学生や初期研修医の方におすすめです!
全部個別に買うと1万円以上するのですが、マガジンで買うと5千円で全て読むことができます!