呼吸器内科

脾臓摘出で肺炎球菌ワクチンを打つべき理由

脾臓摘出で肺炎球菌ワクチンを打つべき理由

脾臓摘出で肺炎球菌ワクチンを打つべき理由は、脾臓摘出していると、主に肺炎球菌による劇症型感染症のリスクがあるから。

肺炎球菌などの莢膜をもつ細菌を除去するには、脾臓によって産生される、莢膜を持つ細菌のオプソニン化に必要なIgMが必要とのこと。

脾臓摘出術、先天的無脾症、脾臓低形成、sickle cell diseaseによる繰り返す脾梗塞などによる脾機能低下がある場合、主に肺炎球菌による劇症型感染症のリスクがある。肺炎球菌Streptococcus pneumoniae、Haemophilus influenza type b、Neisseria meningitidisなどの莢膜を持った細菌によって、劇症型感染症が起こる。Capnocytophaga canimorsusでも起こる(犬との接触で感染:咬傷、ひっかき傷、唾液)。重症のBabesia感染症や重症マラリアのリスクでもある。脾摘後最初の1年が最もsepsisのリスクが高いが、10年以上そのリスクは高く、おそらく生涯リスクが高い状態が続く。

出典:http://www.kameda.com/pr/infectious_disease/post_57.html

 

莢膜とは?

一部の細菌が細胞膜の外側にもつ層のこと。食作用を回避する役割がある。


出典:http://zensokublog.net/%E9%95%B7%E5%BC%95%E3%81%8F%E5%92%B3-%E7%B4%B0%E8%8F%8C/

 

オプソニン化とは?

抗原に抗体や補体が結合することで、抗原が食細胞に取り込まれやすくなる現象のこと。


出典:http://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/antibody-role.html

 

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