早期胃癌と早期食道癌の違い
早期食道癌 | 早期胃癌 | |
深達度 | 粘膜内にとどまる | 粘膜下層までにとどまる |
リンパ節転移の有無 | 問わない |
早期食道癌の定義は、「原発巣の壁深達度が粘膜内にとどまる食道癌でリンパ節転移の有無を問わないもの」とされている。
一方、早期胃癌の定義は、「癌が粘膜下層までにとどまるもの」である。
食道癌の方が早期癌の定義における深達度が浅いのは、以下の理由からだと考えられる。
食道の周りには臓器がたくさんある。
胸の上部では、前に気管、後ろに胸椎、下部に心臓、大動脈、左右に肺がある。
また、食道には臓器の外側をおおう漿膜という膜がない。
そのため、早い時期からリンパ節や大動脈、肺、気管などの周囲の臓器に浸潤しやすいからと考えられる。
出典:http://byoukilab.blog.jp/cancer/Esophageal.html
出典:https://www.gan-info.com/306.6.html
食道の筋層の外には、外膜しかない。
しかし、胃や大腸などの他の消化管では、固有筋層の外に漿膜下層と漿膜がある。

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