CTの重力効果とは?
重力効果とは、通常の仰臥位CTで背側胸膜下にしばしば認められる肺野濃度上昇域のこと。
重力によって肺実質が圧排されることによる虚脱が原因。
正常でもみられる所見で病変ではない。
初期の間質性肺炎との鑑別のために、腹臥位CTの追加撮像が有用である。
うつぶせ撮影で消えたら重力効果だと考えられる。
左:仰臥位で重力効果によるすりガラス影、右:腹臥位で消失
出典:https://www.slideshare.net/sarbesh1984/technical-aspect-of-hrct-normal-lung-anatomy-hrct-findings-of-lung-disease