川崎病の病態
4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の全身の血管炎。
全身の中小動脈に血管炎が起こり、特に冠動脈炎によって動脈瘤ができる。
川崎病の主な症状
8つの症状は絶対に覚えておく。
川崎病の主な症状 | 画像 |
眼球結膜充血
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いちご舌 | ![]() |
首のリンパ節の腫れ | |
5日以上の発熱 | |
発疹 | |
手足の硬性浮腫、紅斑。回復期に指先からの膜様落屑 | ![]() 出典:95D21 |
口唇の紅潮 | ![]() 出典:103D39 |
BCG接種部位に限局する紅斑 | ![]() 出典:100A6 |
川崎病は頻出なので、必ず覚える。
口唇の紅潮は特徴的で、国試では同じ写真が3回以上使われている。
顔面あたりに現れる症状が多く、眼球結膜充血、イチゴ舌、頚部リンパ節腫脹が見られる。
BCG接種部位に限局する紅斑は特異的な症状。
川崎病の治療
アスピリン+γグロブリン大量静注療法
血栓形成予防のためにアスピリン。
冠動脈瘤の発生予防のためにγグロブリン大量静注療法。