113回医師国家試験

痙縮、拘縮、強直、強剛の鑑別

強剛、強直、痙縮、拘縮の違い

痙縮 拘縮 強直 強剛(固縮)
障害部位
鑑別!
錐体路
靱帯
錐体外路
病態 錐体路障害により筋緊張が亢進 関節周囲の軟部組織が収縮する 変形したまま関節が癒着 錐体外路の障害により筋トーヌスが上昇
疾患 脳卒中
脳性麻痺
脊髄損傷
コンパートメントsxによるフォルクマン拘縮
廃用症候群による関節拘縮
NSF
強直性脊椎炎
筋強直性ジストロフィー
Parkinson病(鉛管現象)

いずれも関節の動きが悪くなる点で似ている。

しかし、どこの部位の障害により、起こるかが異なる。

種類 病態 主な疾患
痙縮 錐体路の障害により筋緊張が亢進する 脳卒中
脳性麻痺
脊髄損傷
拘縮 皮膚、筋肉、筋膜、腱、関節包、靱帯といった関節周囲の軟部組織が収縮する フォルクマン拘縮
廃用症候群
強直 変形したまま関節が癒着して動かなくなる 強直性脊椎炎
筋強直性ジストロフィー
強剛(固縮) 関節を他動的に動かす時に抵抗を感じる状態 Parkinson病(鉛管現象)

痙縮は上位運動ニューロン障害により、筋がカチカチになった状態。

拘縮は、廃用症候群などで関節周囲の軟部組織が収縮することで起こる。

強直は、関節の癒着によって起こる。

強剛=固縮は病態というよりは、身体所見であり、関節を他の人の力により動かした時に抵抗を感じることだと考えられる。

 

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