泌尿器科

尿閉と無尿の違い、治療

尿閉と無尿の違いは?

尿閉と無尿では、どちらも尿が出なくなるという点では同じですが、病態や原因は全然違います。

尿閉と無尿の違いは?

腹部エコーで膀胱内の尿量や水腎症の有無から鑑別する。

尿閉 無尿
病態 尿道が閉塞して膀胱に尿がたまっている 1日の尿量が100mL以下となっている
原因 末梢神経障害
尿路結石
前立腺肥大
腎機能障害
尿管閉塞
膀胱内の尿量 大量 少ない
水腎症 あることもある あり
診断 下腹部に半球状の腫瘤を触知
治療 尿道カテーテル挿入(導尿)
導尿が不可能な場合:
膀胱穿刺
尿管カテーテル
腎瘻造設術
※血小板↓といった出血傾向があれば腎瘻造設術は行わない
禁忌 用手排尿:膀胱が破裂するから

尿閉とは、尿が膀胱内にはあるが、排尿ができない状態のこと。

膀胱や尿道などの神経障害、尿路結石や前立腺肥大などによる尿道狭窄が原因であると考えられます。

一方、無尿とは、腎機能障害や尿管閉塞のため、膀胱に尿が存在しない状態のことです。

臨床上の定義としては、平均的な体格の成人で1日尿量が100ミリリットル以下のときになります。

このように、無尿と尿閉は、原因や病態が全く違うので明確に区別が必要です。

 

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