113回医師国家試験

せん妄と振戦せん妄の治療の違い

せん妄と振戦せん妄の治療の違い

せん妄 振戦せん妄(アルコールの離脱症状)
病態 明確な原因は不明。意識混濁、見当識障害、幻覚、錯覚などをきたす アルコールは抑制性のGABA受容体を活性化し、中枢神経系を鎮静する。断酒により、中枢神経系の抑制作用が減弱し、交感神経が異常に活性化する。
症状 認知機能の変動
意識障害
幻覚・錯覚
妄想
精神運動の興奮、低活動
など
診断3つ 急性、亜急性に発症
症状の変動あり(意識混濁など)
夜間に増悪
治療 原因の除去:
環境の調整
薬剤の見直し
抗精神病薬
※ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系薬は症状を悪化させる
ベンゾジアゼピン系薬
薬物機序 ドーパミンの受容体であるドーパミンD2受容体を遮断し、幻覚や妄想などを軽減させる ベンゾジアゼピン系薬はGABAの作用を増強し中枢神経系を抑制する

 

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