中核症状と周辺症状の違いは?
中核症状と周辺症状の違いは、簡単にいうと、中核症状は病気の原因によって直接起こる症状です。
例えば、認知症の中核症状は、脳の神経細胞の破壊によって直接起こる記憶障害や見当識障害になります。
一方、周辺症状は、中核症状が原因となって二次的に起こる症状のことです。
認知症を例にすると、記憶障害があることで、もの取られ妄想を起こして他人に迷惑をかけたり、見当識障害があることで徘徊を起こすといったことになります。
周辺症状は患者の置かれた社会的状況などによって生じるかどうかが変わってくるというのも特徴と言えるでしょう。