血液検査

逸脱酵素とは?種類は?|心臓、肝臓、AST、ALT、CK

逸脱酵素とは?

逸脱酵素には、AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、ALP、γ-GTP、CK(CPK)、アミラーゼ、リパーゼといったたくさんの種類があります。

今回は、逸脱酵素の意味と種類について説明させていただきます。

逸脱酵素とは?

逸脱酵素とは、通常細胞内にあるが、何らかの理由で血液中に流出(逸脱)したものです。

血液中に酵素が逸脱する理由は、いくつかあります。

逸脱酵素が血中に流出する原因

・細胞の破壊

・細胞膜の透過性亢進

逸脱酵素が血中に流出する原因は、細胞の破壊か、細胞膜の透過性亢進です。

臓器の炎症によって与えられたダメージにより、細胞が破壊されたり、がん細胞が増大する過程で、がん細胞が破壊されることで逸脱酵素は上昇します。

感染症によっても、ウイルスや細菌により、細胞が破壊されるので、逸脱酵素が上昇します。

ちなみに、正常な臓器でも細胞は少しずつ新しいものに入れ替わる際に、古い細胞は破壊されます。

正常でも逸脱酵素が少し見られるのはこれが原因です。

 

逸脱酵素を測定する意義は?

逸脱酵素を測定する意義は、逸脱酵素の量からどの臓器に障害があるかを推測することができるということです。

逸脱酵素は、種類によりどの臓器に多いかが違います。

そのため、ある逸脱酵素の数値が高いと、この臓器が障害されているという推測が可能なのです。

いわば、医師が探偵だとすると、逸脱酵素というヒントを元に、病気の原因という謎解きをするとも言えますね。

 

逸脱酵素の種類

逸脱酵素の種類 どの臓器に分布するか?
AST(GOT) 肝細胞、赤血球、心筋、骨格筋など
ALT(GPT) 主に肝細胞(肝臓以外の障害では上がりにくい)
γ-GTP 腎臓、膵臓、肝臓、脾臓、小腸、精巣、前立腺などの全身
LDH(LD) あらゆる組織に広く分布
ALP 肝臓、腎臓、骨芽細胞、胎盤、小腸など広く全身に分布
CK(CPK) 骨格筋・心筋
アミラーゼ 膵臓
リパーゼ 膵臓

逸脱酵素の種類は多く、非特異的な酵素が多いので、組み合わせて検査をする必要があります。

また、非特異的な逸脱酵素は要精密検査者を割り出すためのスクリーニングとしても使われていますね。

CKやLDHはアイソザイムに別れており、アイソザイムごとに検査をすることで臓器の障害部位を細かく割り出すことも可能です。

 

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